実際の事例を元に、説明をして行きたいと思います。
透明ガラス入りの事務所ドアですが「表から丸見え」だったため、オーナーさん自ら
ホームセンターで緑色のカッティングシートを購入して、内側から貼りました。
ツギハギで貼って暫くは我慢していましたが「なんだかビンボー臭い」ので剥がそうとした
ところ、ガラスに糊がこびりついていたので、少し端をめくっただけで諦めたそうです。
(とても良く判ります)。
左の写真は、ドアを閉めて内側から見た現状です。
剥がし方・ガラス編
まず表面を濡らし、汚れを雑巾でキレイに拭き取ります。
ガラスワイパーも併用すると良いでしょう。
これは、剥がす作業に入ったとき、余分な砂埃等でガラス面を引きずってキズにしない事と
作業中にも手を汚さないためにも、是非やって頂きたい工程です。
次に、カッターでタテに切れ目を入れます。
面積の広いシートを剥がす際に帯状のカットをすることで作業を軽減させるのが目的です。
面積が小さいときはこの工程は飛ばしても構いません。
カッターの扱い方は余り力を入れすぎず、ガラスにキズを付けない様に注意して下さい。
(カッティングシートにカッター痕を付ける程度で良いです)。
短冊(たんざく)状に刃を入れたら、1列づつ剥がします。
気温が低い時はシートが破れ易いので、ドライヤー等で暖めながら作業を進めて下さい。
この時、手前に引っ張るとシートがちぎれて自分の手が顔に当たったりして危険です。
写真の様に下方向(或いは横方向)に引っ張りながら剥がします。
(マイ・パンチ?は結構効き、他に当たりドコロが無いので腹が立ちますぞ)。
剥がし終えて多少、シートの「かけら」や糊が残っても次の工程で確実に取れますから、
あまり神経質になる必要はありません。
シートを剥がし終えたところです。
所々にビッシリと糊がこびりついています。これが一番厄介で、あきらめて放置したままの
人も多いのでは?
(写真の背景が違うのは、ドアを閉めて撮影した為です)。
次にスクレイパーで糊を「こそぎ取る」のですが、表面が乾いた状態では取れ難く、
ガラス面にも傷が付き易くなってしまいます。
そこで、スプレーの容器に真水(まみず)に液体の食器用洗剤を2~3回、チュッチュッと
入れて良く振り、ガラス全面に吹き付けます。
外気温が高い時や直射日光が当たる場所では、食器用洗剤を多めに入れて下さい。
糊を剥がしています。最後まで慎重に。刃先には特に注意して下さい。
気を抜くと大怪我の原因になり易い工程です。
スクレイパーはガラス面に対して余り角度を付け過ぎるとキズになる恐れがありますから、
写真のイメージ(10~20度)位で糊を削ります。ガラスの表面は、時々スプレーで水を
吹き、絶えず濡れた状態にして作業を進めて下さい。
乾いた状態で作業を行なうと、キズの原因になり、糊も取れ難くなってしまいます。
糊残りが無い事をしっかり確認したらワイパーで水分を落としましょう。
この時、まだ所々に糊が残っていたら「6」と「7」の作業を繰り返して下さい。
前述のセロテープやガムテープの跡があちこちに残っていた時、この全作業が終わる頃、
気分もスッキリして仕事もヤル気になります(と、思います)。
余談ですが、建物の雰囲気を明るくしようと色や柄のついたシートを購入し、貼った後で
「どうもイメージが違うなあ」と感じるお客様は、意外に多いのです。
どうしても迷った時は「無色・無地(柄)」が無難な場合もあります。
今回は剥離作業後に「すりガラス調」の素材を内側から貼りました。
以前の「緑色」よりも遥かに上品でプライバシーも守れる上に、明るさも損ねません。
参考商品名 : (株)中川ケミカル フォグラスC-16サンド (内貼用)