カッティング・切文字・抜き文字など、いろいろな呼び方がありますが、よく受ける質問のうち「印刷とは違うの?」が、あります。
結論から言いますと、違います。
カッティングステッカーの場合は、1色の素材を機械で切って作っていきます。
色をたくさん使う場合は、1色づつをパズルの様に繋げたり、或いは重ねたりして仕上げます。

 端的ですが印刷と比べて大きな違いは、1枚からでも作る事が出来る・文字やイラスト以外の余計な「フチ」が付かない事がメリット。逆に、手作業が多いため、1枚あたりの単価が高い事がデメリットです。

 

依頼を受けた原稿をもとに、パソコンの画面上で書体(文字の形)を読み込んだりイラストや指定書体をスキャナーから取り込んで、細かい部分を整えます。

画面の文字と外枠の輪郭(アウトライン)に沿って機械(カッティングマシン)のカッターが切っていきます。

 

 

パソコンからカッティング・プロッターにデータを転送してアウトラインを切っているところです。
カッターは超硬刃(ちょうこうば)と呼ばれる合金で出来ていて、長さ2cm位の「つまようじの先」の様な形をしています。
使用する素材の種類に依って圧力やスピードを調整してからカットします。

 

 

 

カットを終えた素材の不要な部分を取り除いています。
この作業を自動的に行う機械は開発されておらず、これが、1枚の単価と制作時間の大きなウェイトを占めています。
同じ大きさのカッティングステッカーでも、形状に依って
単価が変わるのはカットの時間と、この作業に掛かる人件費が大きな要因です。

 

 

不要な部分を取り除いた後、転写用のAP(アプリケーション・フィルム)を貼付します。
このAPも、和紙タイプ・透明タイプ、更に糊の強弱も多く分かれていますので、素材の種類に依って使い分けます。

 

 

たいぞうクラフトでは、お客様が完成品を長期保管される事が想定される場合、マーキングフィルムに元々付いているリケイ紙を一旦剥がし、透明タイプのAPのリケイ紙と差し替えて
います。
これは、カットをした時にリケイ紙に僅かな切れ込みが入り、保管の際に素材の糊がこの部分に入り込んでステッカー本体が破れてしまうリスクを最小限に抑えるためです。

 

 

リケイ紙を差し替えた後に再度、表面からスキージーと呼ばれる「へら」で圧着し、外側の輪郭をカッターで切り取ります。
ご注文の数が多い時は「2」のカッティング時に素材を大きく取り、まとめて3~6の工程をこなします。

これで完成です。